
キャンプを始める際の初期費用は、人数やスタイルによってソロで約4万円、ファミリーで10万〜20万円ほどかかるのが一般的です。
しかし、最初からすべての道具を買い揃える必要はありません。
キャンプ道具には「購入向きのアイテム」と「レンタル向きのアイテム」があり、これらを賢く組み合わせることで初期投資を大幅に抑えられます。
本記事では、初心者がまず手に入れるべき道具をランキング形式で紹介し、失敗しないための予算の立て方や節約のコツを詳しく解説します。
まずは身近な小道具から揃え、自分にぴったりのキャンプスタイルを見つけるところからスタートしましょう。
結論
初心者が最初に買うべきものは、汎用性が高く衛生面や好みが分かれやすい「LEDランタン」や「チェア」などの小物が中心となります。
大型で高価なテントなどは、自身のスタイルが定まるまでレンタルを活用するのが賢明な判断です。 ランキングの詳細は以下の通りです。
1位:LEDランタン、2位:キャンプチェア、3位:キャンプテーブル、4位:クーラーボックス、5位:寝袋、6位:キャンプマット、7位:テント
この優先順位に沿って揃えることで、失敗を防ぎつつ快適なキャンプ環境を整えられます。
| 順位 | キャンプ用品 | おすすめ度 | 購入目安 | 最初に買う理由 |
|---|---|---|---|---|
| 🥇1位 | LEDランタン | ★★★★★ | 3,000〜8,000円 | 夜のキャンプに必須。防災用品として一年中活躍するため、購入しても無駄になりません。 |
| 🥈2位 | キャンプチェア | ★★★★★ | 2,000〜10,000円 | 座り心地が快適になり、BBQや公園でも活躍。 |
| 🥉3位 | キャンプテーブル | ★★★★★ | 3,000〜12,000円 | 食事や調理に欠かせない。キャンプ以外でも使える。 |
| 4位 | クーラーボックス | ★★★★☆ | 5,000〜20,000円 | 食材や飲み物の保冷に必須。アウトドア全般で活躍。 |
| 5位 | 寝袋(シュラフ) | ★★★★☆ | 5,000〜20,000円 | 快適な睡眠を確保。災害時にも役立つ。 |
| 6位 | キャンプマット | ★★★★☆ | 2,000〜10,000円 | 地面の冷気や凹凸を軽減し、睡眠の質が向上。 |
| 7位 | テント | ★★★☆☆ | 15,000〜80,000円 | 高額なので、初心者はレンタルで試してから購入がおすすめ。 |
※掲載している価格・費用は一般的な相場です。商品やブランド、購入時期によって異なります。
1.キャンプ初心者が最初に買うべきもの
1-1.初心者はすべて購入する必要はない
キャンプ初心者は、初回からすべてのキャンプ道具を自前で揃える必要は全くありません。
なぜなら、大型のテントやタープなどは高額であり、キャンプのスタイルが固まらないうちに購入すると、後に買い直しが発生するリスクがあるためです。
まずは以下のランキングを参考に、使用頻度が高く自宅でも活用できるものや、衛生的に自分専用が望ましいものから購入を検討しましょう。
2.キャンプ初心者が最初に買うべきものランキング

※掲載している価格・費用は一般的な相場です。商品やブランド、購入時期によって異なります。
2-1.第1位 LEDランタン
ランキングの1位は、LEDランタンです。
夜のキャンプ場は想像以上に暗く、照明がないと足元の安全確保すら難しいため、メインとサブの計2つ以上を用意することが推奨されます。
LEDタイプは火災の心配がなく、テント内でも安心して使用できる点が初心者にとって大きなメリットです。
また、キャンプ以外でもスマートフォンの充電機能付きモデルは災害時の備えとして役立ち、日常生活での利便性も非常に高いアイテムです。
点灯時間がどれくらいもつかも重要で、泊数によってはもたないこともあるので注意。
価格帯も3,000円から8,000円程度と手頃なものが多く、最初の1点として最適です。
2-2.第2位 キャンプチェア
ランキング2位は、自分に合ったキャンプチェアです。
キャンプ中の起きている時間の多くは椅子に座って過ごすため、座り心地がキャンプの満足度に直結します。
アウトドアチェアは高さによってハイタイプとロータイプに分かれ、好みのスタイルによって最適なモデルが異なります。
軽量でコンパクトに折りたためるタイプなら、公園でのピクニックやベランダでのリラックスタイムなど、幅広いシーンで活用可能です。
座り心地は個人差が大きいため、実際に店舗で試座して納得のいく1脚を選ぶことが、後悔しないためのポイントとなります。
💬 モックの体験
私も日本一周をしていた頃は、「座れれば何でもいい」と思って安いチェアを使っていました。
しかし、長時間座ると腰やお尻が痛くなり、思っていた以上に疲れが残ったことを覚えています。
キャンプでは座って過ごす時間が長いので、チェアは価格よりも座り心地を重視した方が満足度は高くなると感じました
2-3.第3位 キャンプテーブル
ランキング3位は、食事や調理のベースとなるキャンプテーブルです。
地面の凸凹に関わらず安定した作業スペースを確保することは、屋外での調理や食事を安全に楽しむために欠かせません。
テーブルの高さはチェアと合わせる必要があり、最近は高さを調節できる機能付きモデルも人気です。焚き火の近くで使用するなら耐熱性に優れたスチールやアルミ製が適しています。
コンパクトに収納できるロールトップ形式などは持ち運びも容易です。
家の中でサイドテーブルとして代用できるデザインのものを選べば、購入後の活用の幅がさらに広がります。
2-4.第4位 クーラーボックス
ランキング4位は、食材の鮮度を守るクーラーボックスです。
宿泊を伴うキャンプやBBQでは、肉や魚などの生鮮食品を安全に保管するために保冷力の高いボックスが必須となります。
ハードタイプは保冷力に優れ、サイドテーブルや椅子として代用できる頑丈なモデルも存在します。
一方、ソフトタイプは使用後に折りたたんで収納できるため、積載スペースを節約したい場合に有利です。
ファミリーキャンプなら40〜50L程度の容量があると安心です。キャンプ以外でも運動会や日常の買い出しなどで活躍するため、早めに購入しても損はありません。
2-5.第5位 寝袋
ランキング5位は、衛生面と睡眠の質を左右する寝袋(シュラフ)です。
肌に直接触れる道具であるため、レンタル品に抵抗がある方は優先的に自分専用のものを購入すべきアイテムと言えます。
寝袋選びで最も重要なのは快適使用温度で、キャンプを予定している時期の最低気温よりも5℃以上余裕のあるモデルを選ぶのが失敗しないコツです。
形状は布団に近い感覚で眠れる封筒型と、保温性の高いマミー型があります。夏場であれば自宅の毛布やタオルケットで代用可能ですが、春や秋の冷え込みに対応できる3シーズンモデルを1つ持っておくと、活用の幅が大きく広がります。
2-6.第6位 キャンプマット
ランキング6位は、快眠のために重要と言えるのが、キャンプマットです。
地面の固さや凹凸を吸収するだけでなく、地面から伝わる冷気を遮断する役割を担っており、マットが不十分だと寝不足や体調不良の原因になります。
初心者には、バルブを開くだけで自動的に膨らむインフレーターマットが、設営の手間と寝心地のバランスが良いため推奨されます。
厚みが5cm以上あるモデルなら、芝生だけでなく砂利のサイトでも快適に眠ることが可能です。
安価な銀マットよりも費用はかかりますが、睡眠の質への投資はキャンプを楽しむために非常に費用対効果が高いと言えます。
💬 モックの体験
私は日本一周中、寝る場所を確保する目的で全国のキャンプ場を利用していました。
当時は安いマットを使っていましたが、地面の凹凸が気になり熟睡できませんでした。
後から厚手のマットへ替えると睡眠の質が大きく改善し、「マットはケチってはいけない」と実感しました。
2-7.第7位 テント
ランキング7位は、キャンプの象徴であるテントです。
テントはキャンプ道具の中で最も高額な部類に入り、設営のしやすさやサイズ感がスタイルに大きく影響するため、慎重な検討が必要です。
初心者はまず、レンタルで様々なタイプを試し、設営手順や居住性を体感してから自分に最適な1張りを見つけるのが賢明な方法です。
もし購入する場合は、設営が簡単な自立式のドーム型や、リビングスペースを備えた2ルームテントが家族連れには向いています。
自身の利用人数にプラス1名分程度の余裕を持ったサイズを選ぶと、荷物置き場も確保でき快適に過ごせます。
💬 モックの体験
日本一周では、さまざまなキャンプ場で毎日のようにテントを設営していました。
その経験から実感したのは、設営しやすいテントは本当に疲れにくいということです。
初心者の方は、デザインよりも「設営のしやすさ」を優先すると失敗が少ないと思います。
3.買うもの・レンタルするものの違い

3-1.購入がおすすめのキャンプ用品
LEDランタンやチェア、クーラーボックスはキャンプ以外でも公園、ベランダ、災害時、日常の買い物など多用途に使えるため、購入しても無駄になりにくいアイテムです。
さらに、箸やスプーン、シェラカップなどの食器類も、お気に入りのデザインを揃えることでキャンプの雰囲気を高め、愛着を持って長く使い続けることができます。
3-2.レンタルがおすすめのキャンプ用品
大型で収納場所を取り、設営に慣れが必要なアイテムは、まずはレンタルを活用すべきです。
テントやタープは購入すると数万円から十数万円の出費となりますが、レンタルであれば数千円から試すことができます。
また、これらは帰宅後の乾燥や清掃といったメンテナンスに広いスペースと手間を要するため、初心者が管理するのは負担が大きい場合もあります。
大型のテーブルや調理用のバーナー、焚き火台なども、実際に使ってみてサイズ感や操作性を確認してから購入を検討することで、自分のスタイルに合わない道具を買ってしまうリスクを回避できます。
3-3.初心者におすすめの組み合わせ
「大物はレンタル、小物は購入」という組み合わせが、初心者が最もリスクを低くキャンプを始めるための黄金比です。
この方法をとることで、初期費用を全部購入する場合の4分の1程度に抑えつつ、自分好みの小道具に囲まれた楽しい空間を作ることができます。
大型ギアを借りるメリットは、最新の人気モデルを試せたり、キャンプ場へ直送・返却できるサービスを利用して移動の荷物を減らせたりする点にあります。
何度か体験を重ね、自身が「年に何度キャンプに行くか」や「どのような過ごし方が好きか」が明確になってから、最も頻繁に使う道具から順に買い足していくのが失敗しないコツです。
💬 モックの体験
私自身も、最初から今使っている道具を揃えていたわけではありません。
キャンプを続ける中で、「これは必要」「これは意外と使わない」ということが少しずつ分かってきました。
まずはレンタルで体験し、本当に気に入ったものだけ購入する方法が、一番後悔しないと感じています。
| 項目 | 購入が向くもの | レンタルが向くもの |
|---|---|---|
| 主な道具 | ランタン・チェア・食器・テーブル | テント・タープ・寝袋・マット |
| メリット | 日常利用可、愛着が湧く | 初期費用を抑える、保管場所不要 |
| デメリット | 人数分が必要、初期費用がかかる | 1回あたりの単価が高い、愛着が湧きにくい |
| 判断基準 | 代替品はあるか | 運搬や保管場所・金額 |
4.キャンプ用品を安く揃えるコツ
4-1.レンタルを活用する
レンタルを賢く使うことは、単なる一時しのぎではなく、将来の無駄な買い物を防ぐための最良の節約術です。
2人キャンプの一式をすべて揃えると最低7万円はかかりますが、レンタルなら2万円前後から始められます。キャンプスタイルは人それぞれであり、実際に野外で一晩過ごしてみない限り、本当に必要な機能は見えてきません。
レンタルを通じて異なるメーカーのテントや家具を体験することで、「もう少し軽い方がいい」「この高さのテーブルが使いやすい」といった具体的な判断基準が得られます。
この経験を元に厳選した道具を購入することで、トータルでの出費を最小限に抑えることが可能になります。
4-2.家にあるものを代用する
キャンプ専用品にこだわらず、自宅にある日用品を最大限に活用することが、即効性のあるコストダウンに繋がります。
例えば、調理器具は自宅のキッチンにあるカセットコンロや鍋、フライパン、包丁をそのまま持ち込むだけで数千円から1万円以上の節約になります。
夏のキャンプであれば寝袋は不要で、自宅の毛布やタオルケット、枕があれば十分快適に眠れます。
食器類も100円ショップの紙皿や割り箸、プラスチック容器を利用すれば、費用を抑えられるだけでなく、キャンプ場での洗い物を減らせるため一石二鳥です。
まずは家にあるもので補い、どうしても不便を感じたものから買い揃えていきましょう。
4-3.セール・中古を活用する
購入を決めた道具については、セールのタイミングや中古市場を利用することで、高品質なブランド品を安く手に入れられます。
Amazonや楽天などの大型セール期間は、セット販売や型落ちモデルが大幅に値引きされるチャンスです。
また、キャンプブームの影響で中古ショップやフリマアプリには状態の良い新古品が多く流通しており、新品の半額程度で購入できるケースも珍しくありません。
不要になった道具をメルカリなどで高値で売却し、新しい道具の購入資金に充てることもキャンパーの間では一般的です。
ただし、テントなどは劣化具合の確認が必要なため、初心者は信頼できる店舗の中古品を選ぶとより安心です。
5.初心者におすすめの購入予算
5-1.3万円以内で揃える場合
予算3万円以内を目指すなら、デイキャンプを想定した装備や、レンタルとの併用が前提となります。 この予算では、座り心地を重視した「チェア」2脚と、持ち運びに便利な「小型テーブル」、そして夜間の予備として「LEDランタン」1つを揃えるのが限界です。
その他のテントや調理器具などはレンタルを活用するか、自宅にあるもので代用することになります。道具を絞ることで、設営や撤収の時間が短縮され、純粋に外で遊んだり食事を楽しんだりする時間に充てられるというメリットもあります。
まずは身軽なスタイルでアウトドアの雰囲気に慣れたい方に適した予算設定です。
5-2.5万円以内で揃える場合
5万円前後の予算があれば、ソロキャンプの一式を揃えたり、宿泊に必要な主要な小物を購入したりすることが可能です。
ソロキャンプであれば、安価ながら耐水性能の確かなドームテントを選び、マットや寝袋を100円ショップの小物と組み合わせることで、総額4万円以下に抑えたシミュレーションも存在します。
2人以上の場合は、自身の「寝具(寝袋・マット)」と「リビング用品(チェア・テーブル・ランタン)」をミドルレンジの品質で揃えることができます。
テントだけはレンタルに頼り、直接身に付ける道具は自分専用のもので固めるという、快適性と節約を両立させた「賢い始め方」ができる予算帯です。
💬 モックの体験
私も最初は限られた予算で道具を揃えていました。
必要最低限から始めても、自然の中で過ごす楽しさは十分味わえます。
道具はキャンプを重ねながら少しずつ増やしていけば十分だと思います
5-3.10万円以上かける場合
10万円以上の予算を確保できるなら、ファミリーキャンプに必要な「必須5点」の品質に妥協せず揃えることが可能になります。
内訳として、テントに3〜5万円、寝具に2万円、リビング家具に2万円、その他照明や調理小物に2万円といった配分が一般的です。
この価格帯であれば、Colemanなどの信頼できる王道ブランドのミドルレンジ品を選択でき、雨風への耐久性や数シーズン使える耐久性を確保できます。
さらに予算を15万円以上に広げれば、焚き火台や高性能なハードクーラー、2ルームテントなど、道具選びそのものを楽しむ「王道キャンプスタイル」を最初から構築することが可能になります。
※掲載している価格・費用は一般的な相場です。商品やブランド、購入時期によって異なります。

6.まとめ
キャンプを始める際、すべての道具を最初から購入しようとすると、ファミリーで15万円前後の多額の費用が必要になります。
しかし、LEDランタンやチェア、寝袋などの小物を優先して購入し、テントのような大物はレンタルや代用品で賄えば、初期費用は数万円に抑えられます。
まずは「照らす」「座る」といった基本機能に予算を配分し、実際にキャンプ場へ足を運んでみましょう。
自分自身のスタイルや「キャンプでやりたいこと」が明確になってから道具を買い足していくことが、将来の失敗を防ぎ、無理なく長くアウトドアライフを楽しむための最大の秘訣です。
モックの体験談
私が自転車で日本一周をしていた頃は、「キャンプを楽しむ」というよりも、その日の寝る場所を確保するためにテントを張るという生活を続けていました。だからこそ実感したのは、高価な道具よりも、自分に合った道具を選ぶことの大切さです。
最初からすべてを購入する必要はありません。実際に使ってみると、「このチェアは座りやすい」「このテントは設営しやすい」と、自分に合う道具が少しずつ分かってきます。
私自身も、経験を重ねる中で道具を見直しながら、自分に合ったキャンプスタイルを見つけてきました。
まずはレンタルを上手に活用して、気軽にキャンプを体験してみてください。
その一歩が、長くアウトドアを楽しむきっかけになるはずです。
キャンプ初心者 持ち物チェックリスト
必須アイテム
☐ ⛺ テント(レンタルがおすすめ)
☐ 🛏️ 寝袋(レンタルがおすすめ)
☐ 🟦 マット(レンタルがおすすめ)
☐ 💡 ランタン(購入がおすすめ)
☐ 🪑 チェア(購入がおすすめ)
☐ 🪵 テーブル(購入がおすすめ)
なぜこの組み合わせ?
- ⛺ テント:高額で保管場所も必要なため、まずはレンタルがおすすめ。
- 🛏️ 寝袋・🟦マット:季節によって最適なものが変わるため、最初はレンタルで試すのがおすすめ。
- 💡 ランタン:防災用品としても使えるため、購入しておくと便利。
- 🪑 チェア・🪵テーブル:キャンプだけでなく、公園・BBQ・運動会・ベランダなど普段使いもできるため、購入がおすすめ。
💡 ワンポイント
迷ったら「テント・寝袋・マットはレンタル」「ランタン・チェア・テーブルは購入」から始めるのが、初心者におすすめです。
この記事を書いた人
モック|OUTDOORLIFE CAMP GUIDE 編集部
30代・2児の父。
自転車で日本一周を経験し、全国のキャンプ場でテント泊をしながら旅を続けました。
現在はキャンプ用品レンタルショップ「OUTDOORLIFE」の編集部として、 初心者向けの記事を執筆しています。
💬 モックのひとこと
「初心者目線を忘れず、出来るだけ分かりやすくお届けします。」

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